ゆるくて、スローで、マイペースな生活をつづる日記


by hitofumi11
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環境スタディツアー①

8月5ー6と一泊の日程で某講座のスタディツアーで、遠州灘から天竜川の上流にさかのぼり、中央構造線のことや、ダム開発の問題などを勉強する。

朝は7時に家を出て浜松に向かった。こだまに乗ったのは初めてであったが、予想以上に長く感じる。たぶん途中でひかりやのぞみに抜かれるからだと思う。

浜松着。バンビ乗り場のラビット急行という非常にかわいいコンビのところでバスに乗った。総勢26名。

まず初めに遠州灘のなかのじま砂丘。かなり砂丘が減っているということを教えてもらった。砂丘にいったのもたぶん今回が初めての経験であったが、予想以上に勾配がきつい。まさに丘であった。こういうものが自然に形成されるということに感銘を受けたとともに、これがこれまでの津波などの自然災害を守ってきていたのだということも認識せざるえない。自然の堤防だったのだ。

今回来るまえに事前にインターネット等で調べていた感じでは、遠州灘の砂丘後退の問題は、アオウミガメの産卵場所がなくなるという問題ではないかと思っていた。だが実際は災害のリスクが高まっているということであった。環境問題と自然災害の問題はリンクしていると以前からも思っていたが、ここにもあった。ダムの問題は上流と下流両方の災害の問題でもあるのだ。

海岸で数年前に見つかった不法投棄ゴミの話はややショックであった。漂着ゴミもたくさんあった。自然災害でみな苦労しているのに、人工でしかも良心で解決できるであろう問題が重なって現れてくる。悲しい事実である。

サーファーの人たちの話。海岸に来る人がいなくなったとのこと。川でも同じことを言っていた。人間には視覚情報による影響力が大きいと思う。地域の人、外の人もこの事実をこの場にきて目で見て知ってほしいというメッセージであった。

天竜川を上流に向かい、天竜漁協の人の話を聞いた。ダムにより川がにごって、鮎漁に影響が出ているとのことであった。当然である。こういうのは誰が責任をとるべきなのであろうか?また、自然の生態系の破壊は、もし直接的に人間に問題があれば、対策がとられるべきだが、そうでなければ誰が助けてくれるのだろう。

自然エネルギーとは自然の力を借りるということだと思う。でも、自然のメカニズムを壊してまでエネルギーを搾取することは許されない。自然エネルギーであれば、すべてよいわけではないということを知った。そして、そう改めて思った。

佐久間ダムで発電をしている電源開発の所長から話しを聞く。はっきり言って勉強不足。ほとんどこちらの質問に答えられなかった。ただわかったのは、義務的に堆砂をとっているということ。実はまだ100年以上大丈夫なのに、50年とか訳のわからないことを回答して、明らかにうろたえていた。

ダムはもともと発電用として造られ、その後いろいろな問題が出てきて、その場しのぎの対応をしているように思える。国交省はもっと長期的なビジョンを示さなければ、漁協は納得はしないであろうと思う。

夜は龍神村のおきよめの郷というコテッジに宿泊。夜は焼き肉であった。温泉に入ってのんびりできた。

夕食に呼ばれていた地元の砂利屋さん。おもしろい人だった。砂利屋の業界の裏話をたくさん教えてもらった。今回のことと本質的なところで関わっていることはないが、普段このような人の話を聞くことはまずない。電源開発と兼松の関係、浜松国土工事事務所が電源開発に強く言えないのはなぜか。なぜ一社で独占できているか。金になる砂利だけをとっていること。ダム湖の中にはたくさんゴミがあること。などなど。

ついでで、長野県知事選の話もおもしろかった。田中知事のいろいろな噂は知っていたので、今回は無理だろうと思っていたが、砂利屋さんは田中知事が勝つと言っていたのが印象的だった。一方自分が投票した人、そこまで至る葛藤がかいま見えた。地元の人、特にこれまで田中支持だった人は複雑な心境だったのではないか。

追記だが、このツアーは、格安である。宿泊費、食費4食分をあわせてたったの8000円。さらにバス代は会の方で負担してくれている。非常にラッキーだと思う。会の方々ありがとう。
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by hitofumi11 | 2006-08-07 13:05